キョロの日常

【キョロの日常】人とかかわるとしんどくなるので病院に行ったら「複雑性PTSD」でした

キョロ

人と接するときにすごく苦手で恐怖を感じるから、病院に行ってきたよ!

こんにちは、キョロ(→プロフィールはこちら)です。

キョロは、人と接するときに恐怖を感じ、誰かと数時間過ごしたあとはぐったり疲れてしまうことがしばしばありました。

恐怖を感じる場面を避ける傾向もあり、「ここでがんばったら道が開けたのに」という経験もしょっちゅう。

「恐怖は行動すれば克服できる」

「恐怖はワクワクの裏返し」

こんなふうに自分を鼓舞して行動しようとしても、心では「怖い、助けて!」と思うことがあり、困難を感じていました。

今回、病院に行ってくだった診断は、「複雑性PTSD」。

中学生の頃には、もうすでに発症していたようなのです。

今回は、わたし自身の状況を報告する記事です。内容はこちら。

記事の概要
  1. 人との関わりが困難になるのも当たり前な過去
  2. がんばるより心身の安全
  3. 恐怖から逃げるのも生きる術のひとつ


診断がくだったことで、気持ちがとっても楽になりました。病院に行ったあと、ちょっといいお肉と炊き立ての白米で焼き肉パーティーをしました。

ほっとしたせいか、ご飯がとってもおいしく感じました。

人との関わりが困難になるのも当たり前な過去


病院でわたしの過去を話すと、先生から返ってきたのは「しんどかったですね」という言葉。

それと、「もうすでに複雑性PTSDの回復が始まっています。ひとりでここまでの状態にするには、相当、努力されてきましたよね」とも言われました。

たしかに、誰にも助けを求められない中で、むさぼるように本を読み、日記を書き、内省してきました。読んだ本は数千冊にのぼり、実際に壮絶な体験でした。

長年に渡り、次々に変わる養育者、両親の精神的な虐待、学校での執拗な嫌がらせといじめなどもありましたが、「自分の努力次第で乗り越えられる。人生を変える」と決意し、努力はやめませんでした。

というよりは、しんどさを克服して生き延びるためには、とにかく努力をするしかなかったのです。

「わたし自身の感受性が強いから、両親の態度に過敏になってしまうのかもしれない」とも思っていたため、「できることからやっていこう」とやってきましたが、過去には「生きてるのがつらい」と思ったことが何度もありました。

それでも生きるのを諦められなかったわたしは、くじけそうになりながらも(というか、くじけながらも)、一歩ずつ歩みを進めてきました。

よく周りに「ここまで努力ができるのは天才だ」と言われることがあったのですが、実際そうなのかもしれません。自分で言いますが(笑)、今までの努力は天才級です。

「複雑性PTSD」という診断がくだり、心の傷は相当なもののようです。人と関わるのが怖いのは当然。

今まで感じてきた恐怖は、一般的の人が感じる恐怖とは違っていて、ひとりで乗り越えるのが難しいのも当たり前なのだそうです。

だから、「怖さを乗り超えて挑戦しよう」なんて思わなくてもよかったそうなのです。

がんばるより心身の安全


今は「がんばるより、安全で安心できる環境をつくること」が最優先だとも言われました。

わたし自身も、小学校低学年の頃から、あたたかい家庭を作ることに強い憧れがあり、夢でもありました。

くつろげたり、つらいときに愚痴を言ったり、心を起きなく休めたりする環境が喉から手が出るほど、ほしかったのです。

大学の授業でお世話になったカウンセラーの先生に、自分のことについて話したときにも、「あなたは、やさしい彼氏か旦那さんがいれば大丈夫。あなたにとって大切なのは、“家庭”だね」と言われていました。

そんなわけで、わたしは家庭を安心・安全の場にして、心の傷を回復させることが何より大事なのだそうです。

「家族以外の人とのかかわりをどうにかするのは、それができてからでいい」と。

人と信頼関係を作るのが難しいのは、当たり前で「わたしの努力不足」ではないらしく、それを聞いて「恐怖心を乗り越えられない劣等感」が消え、気持ちがスッと楽になりました。

幼い頃からの夢だった「あたたかい家庭を作ること」を叶えていけばいいのですね。

恐怖から逃げるのも生きる術のひとつ


「恐怖心でいっぱいになって逃げてしまうことがたくさんあります」と伝えたら、「つらいなら逃げましょう。挑戦するのは環境と心の準備が整ってからでいいですから」と言われました。

今まで、恐怖心のためにたくさんのお金をムダにしたり、チャンスを逃してきたりしました。でも、それでよかったそうなのです。

「今の家庭であたたかい家族関係を作り、最低限のママ友や知人や友人と付き合っていれば十分。それだけでも、かなりの負担で、体調を崩すのも自然の流れ」だとのことだったので、これからも無理をせず、今までよりもペースを落として生活していこうと思っています。

わたし、十分にがんばれていたのですね。ほっとしました。

今までは自分の人生をよくするために、大量の本を読み、真剣に自分に向き合い続けてきました。壮絶な努力も、認めてもらうことができました。

「今後もどんどん知識を深めて、自分と向き合っていってください。これからは専門家の力も借りて、長い時間をかけて治療していきましょう」とのこと。

カウンセリングなども必要になりそうです。

読書やブログを通し、かなり生きやすくなりましたが、今後は専門家の手も借りられるので心強いです。

最近の夫は、わたしの苦悩を目の当たりにしてがんばりを強要してくることはなくなってきていました。

「怖い」と伝えれば、同行してくれたり、代わりに行動してくれたりするようになっていて、今後はますますやさしく接してくれそうです。

何より、怖いと思ったときに「怖い」と伝えてよくて、自分が全部かかえなくてもよくなったことが、よかったです。

行動できなくてもいいと思ったら、肩の力が抜けました。

そんなわけで、今後は、今まで以上にゆるく生きていこうと思います。

疲れたら休み、前に進みたくなったら進む。こんな感じでやっていきます。

今日は、長々とわたしの近況の報告になってしまいました。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

今後もブログはせっせと書いていきますので、お付き合いいただけたらうれしいです。

それは、また!