カンタンにできるオススメの知育ってある?
こんな疑問をお持ちの方のための記事です。
こんにちは、絵本講師のキョロ(→プロフィールはこちら)です。
数ヶ月前から、むすめに絵本の音読をさせるようになりました。
読み聞かせを聞くのと、絵本を読むのには大きな違いがあります。
耳からよい言葉を聞くのも大事ですが、言葉を確実に定着させたいなら、アウトプットが大切。
子どもが苦痛を感じることなく、楽しく音読をする方法を記事にしました。
記事の概要はこちらです。
- 読書貯金を取り入れてみよう
- 親が読んでから子どもに読ませる
- あえてご褒美は作らない
絵本を育児に取り入れれば、たくさんのメリットが得られます。
ぜひご家庭に絵本をそろえてみてください。
読書貯金を取り入れてみよう
むすめとよく図書館に行きます。
そこで目についたのが、「読書通帳」。
読み終えた本を記録していく冊子です。
わたしが住んでいる地域では、無料で冊子が用意されており、25冊、本を読み記録すると、シールと認定証がもらえるしくみです。
思い返せば、わたしの読書人生も読書通帳から始まりました。
読み聞かせをしてもらった経験はほとんどなかったわたし。
小学一年生のときに配られた読書通帳が、運命を変えました。
わたしの小学校では、一冊、本を読み先生に見せるたびに、スタンプを押してもらえました。
100冊分、記録できる読書通帳で、どんどん積み重なっていく記録に興奮しましたし、先生が「がんばったね」と褒めてくれたので、本当にたくさんの本を読みました。
結果、わたしの読書量は学年一位に。
たしか、小学校一年生で、123冊の本を読了しました。
本を純粋に楽しんでいるというよりは、
- 先生に褒められる快感
- 人より優れているという優越感
がうれしくて始めた読書でしたが、それがその後の人生の支えになるとは、思いもしませんでした。
不純な動機ではありましたが、読書通帳のおかげで、わたしは幸せな人生を送ることができるようになったのです。
家庭環境が荒れている上に、学校でも居場所がなかったわたしは、本だけが支えでした。
本がなければ、生きていられなかったのではないかというほどです。
ただ記録を残し、ほめてもらえるというだけの読書通帳ですが、その効果はあなどるなかれ。
ためしに、むすめの読書人生にも取り入れてみることにしました。
むすめは今30冊ほど、絵本の音読をして、1冊目の読書通帳を終えました。
そこで、図書館の窓口に持っていくと、冊子の一番うしろのページに名前を書いてもらえて、ちょっとしたシールが貼られるだけ(笑)。
「むすめが不満を感じるかなぁ。音読熱は冷めてしまう?」と不安になりましたが、すんなり受け入れて次の冊子にうつることができました。
音読の習慣はしっかり身について、「この絵本、ママに読んでくれる?」と言うと、いつも音読してくれて、すかさず読書通帳に記録を残しています。
親が読んでから子どもに読ませる
子どもに音読させる際に、大切なのは、「音読=苦痛」という感覚にならないようにすることです。
これは、読み聞かせも同じ。
読み聞かせも、子ども自身が楽しむことが優先で、「読み聞かせ=快感」となれば、おのずと集中して読み聞かせを聞いてくれるようになります。
ですから、子どもに音読をさせる際は、子どもの負担にならないような絵本選びとコツが必要なのです。
コツと言っても、とてもカンタンなことで、先に一度、親が絵本を読み聞かせることが重要です。
そうすると、話の流れもわかりますし、ひらがなを上手に読めなくても、なんとか読むことができます。
細かなまちがいは、あとで教えればいいこと。
まずは音読の習慣を身につけることです。
まだ音読に慣れていないときに、
- 「ここぜんぜん読めてないよ」
- 「もう一回、やり直そうか」
などと、追い詰めてしまうと、「もうやめる」と言い出すこともあるので、要注意です。
音読させる絵本の選び方ですが、はじめのうちは赤ちゃん向けの絵本でOK。
『だるまさん』シリーズや「せなけいこ」さんのカンタンな絵本などでもいいです。
4歳だから、4歳向けの絵本を読ませようとするのはオススメしません。
インプットとアウトプットでは、使う能力に大きな差がありますから、子どもに音読をさせるときは、ハードルをかなり低くしてあげましょう。
どんなにカンタンな本でも、読み終えたら、読書通帳に記録。
そうしているうちに、少しずつ読める絵本のレベルも上がってきますので、焦らずに進めていきましょう。
まずは、一日一冊からでいいと思います。
あえてご褒美は作らない
ちなみに、わたしはむすめをほめる習慣はありません。
たまに、むすめのクリエイティブな発想に、「すごい!それは気づかなかった!」と本気で驚き、賞賛をすることはありますが、褒められるのを目的にがんばる子にはなってほしくないのです。
- ママにほめられるから、がんばる
- がんばったらおもちゃが買ってもらえるから、がんばる
こういった動機で動くのではなく、「自分がやりたいから」動く子になってほしいと思っています。
「褒められないとがんばれないようなことは、むしろやらなくてもいい」とも思っています。
「もちろん、褒められることでやる気が出て、いつの間にかそれを好きになっている」ということも、あると思います。
なので、褒めることにもメリットはあると思いますが、わたし自身は取り入れていません。
それに、わたしが褒めなくても、幼稚園の先生やおじいちゃん、おばあちゃん、夫がガッツリ褒めているので、「もう十分かな」という感じです。
その代わりに、「ママ、絵本読んでもらえてうれしかった!」とか、「前よりスラスラ読めるようになって、ママびっくりしたよ!」とか、褒めすぎずに素直な感想を伝えるようにしています。
このニュアンスの違い、伝わりますかね?
わたし自身は、「褒めずに認める」という方針をとっていますが、「褒める・褒めない」には賛否両論あると思います。
ですので、ご自身で判断してほしいと思いますが、参考までに。
普通に生活をしているだけで、子どもにとって学びになることはたくさんあります。
いろいろな習い事を詰め込めば、送り迎えも大変になりますし、子どもにとっても負担になる場合もあります。
もし、「この習い事を絶対させたい!」というものがなく、何か知育をさせていたいと思っているのならば、絵本をおうちに用意してみませんか?
絵本の世界って本当にいいですよ。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
子どもに絵本の音読をさせて、人生を変えよう!
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