知人から情緒不安定な子の対応について相談を受けたときに思ったことがあるよ。
こんにちは、キョロ(→プロフィールはこちら)です。
先日、ママ友とお茶してきました。
そのときに、ママ友の知人のお子さんが、情緒不安定でどうしたらいいものか、みんなで悩んでいるという話を聞きました。
そのお子さんが早く元気になってほしくて、家族みんなが気遣い、いろいろなところに連れ出したり、話をする時間をとったりしているそう。
愛情深くてすばらしいですね。
でも、ふと思ったのです。
「“早く元気になってほしい”というメッセージがその子にとって、負担になっているのでは?」と。
子育てにおいて、お子さんが問題行動を起こしたときに大切なのは、「どんなあなたでもいいんだよ」というメッセージを伝えていくことなのかなと思います。
わたしは専門家ではなく、素人の一意見です。
問題が大きくなる前に、専門家のもとを訪ねるなどの行動も必要かと思います。
この記事の概要はこちらです。
- 子どもは問題を起こしたいわけじゃない
- 親は子どものことを客観的に見られない場合も多い
- 「どんなあなたでも大好きだよ」をしつこいくらいに伝えよう
子育てのお悩みは、ひとりで抱えないことが大切。
ママ友に話すだけでもスッキリしすることもありますから、どんどん周りを頼っていきましょう。
子どもは問題を起こしたいわけじゃない
子どもはママがパパが大好き。
生まれてすぐにママやパパのことが嫌いな子って、いませんよね?
ママやパパをたくさん頼りにしてくれて、少し大きくなれば、何かにつけて、「ママ、見て!すごい?」発言を連発(笑)。
「もう勘弁して。ママは休みたいんだよ……」
「育児なんてもうこりごり」と、ママが追い詰められるほどに、子どもはママとパパを頼ってくるんですよね。
そんなかわいらしい子ども達。
ママとパパが大好きなんです。
それはある程度、大きくなっても同じ。
反抗することはあっても、親の存在は子どもにとっては偉大なのです。
わたしの経験ではありますが、たとえ親に反発していても、本気で親に迷惑をかけたいとは思っていませんでした。
迷惑をかけたくないけれど、自分の気持ちのやり場がわからないから、結果として「反抗」という形になってしまっていたという感じです。
10代の頃にものすごく反発していた子も、大きくなったら親をとても大切にしていているという状況もよくありますよね。
まれに、子どもが親に暴力をふるうという事件もありますが、「親のせいで人生がうまくいかなかった」とか「親が自分を認めてくれなかった」とか、結局、親に大きく依存していることに、変わりはないと思います。
どんな子どもも、どんな態度をとっていたとしても、ママとパパが大切なのです。
そんな思いを持つ子たちが、好きで問題を起こすとは思えません。
なんらかの問題があって、それをどう対処していいかわからないから、きっと子どもも本気で困っているのです。
親は子どものことを客観的に見られない場合も多い
親は、子どもの一番の理解者になりえます。
理解者であろうと努力すればの話です。
とは言え、関係が近すぎるからこそ、見えないこともあります。
子どもを守りたいがゆえに、子どもが自分で解決すべき問題を取り上げてしまったり、伸びるはずの能力の芽をつんでしまったりすることも。
子どもをママとパパの力だけで、健全に育てようとするのは、なかなか難しいかもしれません。
幼稚園の先生や学校の先生からの意見、親身になってくれるママ友の話、専門家のアドバイス。
こういったものと健全に付き合っていくことが大切でしょう。
子どもの病気にたいして、親は、「なんだか具合が悪そう」という判断はできても、専門的な知識を持って、適切な薬を処方することはできませんよね?
ですから、もし子どもの問題でうまく解決できないことがあれば、専門家の力を借りたほうがいいとわたしは思います。
専門家の意見を聞いてみて、「たんなる風邪ですね」と言われたら、安心でしょうし、もし治療が必要であれば、適切な病院を紹介してもらえばいいのです。
「こんなことで、相談してもいいの?」ということでも、相談していいのです。
ただし、相談する相手は、適切な人を選ぶことや、問題によってはセカンドオピニオンを求めることも大事だと思います。
家族だから見えないことも、第三者ならわかることがあります。
がんじがらめになる前に、助けを求めるのがオススメです。
わたし自身、小学校の頃から、「生きているのがつらい」と思っており、誰にも相談せず、ずっとひとりで抱え込んできたのですが、
その後もメンタルのことで体調を崩すことが何度もあり、「もっと早く相談しておけばよかった」と後悔することがあります。
小学生の頃に、もっと楽な生き方を見つけていたら、体調を崩して入院するほどにはならなかったと思うのです。
問題は小さなうちに解決しておくこと。
できるなら、問題が起きる前に、予防しておくことが大切です。
「どんなあなたでも大好きだよ」をしつこいくらいに伝えよう
情緒不安定なお子さんは、学校にもあまり行けなくなり、週に1回行けるか行けないかだそうです。
それで、週末に旅行に行ってみたり、話をする時間をとってみたりと、あらゆることを試しているそう。
たぶん、お子さんも、ママやパパがすごく必死になっているのをわかっていると思います。
あくまで予想ですが、もしその子が素直な子で、一生懸命がんばるタイプの子だとしたら、「早く元気になってママやパパを安心させたい」と思っているはず。
「早く元気になりたいのに、なれない」
「ママやパパが一生懸命、がんばってくれているのに、自分はなんで元気になれないんだろう」
「自分ってママとパパに迷惑をかけてる」
その子がどう思っているかは、本人に聞いてみないとわからないですし、あくまで予想でしかありませんが、もしかしたらこういった状況になっているかもしれません。
もし、「早く元気になりたいのに、なれない自分はダメだ」と自分を否定しているとしたら、大事なのは、
・「元気になれないあなたも大好き」
・「どんなあなたでもいいんだよ」
というメッセージを伝えるほうが先です。
「元気にならなくてもいいんだ」
「ちゃんとしていなくてもいいんだ」
お子さんがこう思えるようになるのも、自己肯定感を育てるためには大事なのです。
ですから、常日頃から、「どんなあなたも大好き」というのを伝えていけるといいと思います。
そして、長い目で見て、「今は心を耕しているんだな」とおおらかに捉えられると、親も焦る心を手放せて、結果的に家族の関係も良好になるのではないでしょうか。
焦るのは禁物です。
長い人生ですし、数年、がんばるのをお休みしたっていいのです。
もしお子さんが本当に思い詰めているなら、「どんなにつらくても死なない」約束はしておいたほうがいいかもしれません。
「きっといつかいいことがあるから」
ママもパパもお子さんも、こう考えて、つらい時期をなんとか乗り越えていけるといいですね。
最後まで、お読みくださり、ありがとうございました。
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