子どもがぜんぜん言うことを聞かない。何か指示すると反発してくるばかり。どうやったらすんなり動いてくれるの?
こんな人のための記事です。
こんにちは、キョロ(→プロフィールはこちら)です。
昨日、夫が寝ようとして、むすめに「もう寝るよ!電気消してきて!早く!もう知らないからね!」と子どもにイラ立っていました。
それでも一向に言うことを聞こうとしないむすめ。
そこで、わたしが「ねぇねぇ、ちびキョロ(むすめ)。お布団入って一緒にサンタクロースの歌うたおうよ!電気消して、こっちに来てくれたらうれしいなぁ」
こう言うと、むすめは「わかった!」と素早く電気を消し、ベッドに来ました。
人を動かすには、コツがあります。ただ言いたいことを言ったり、行動を急かしたりしてもうまくいかないことが多いのです。
この記事の概要はこちらです。
- 人は自分にメリットがなければ動かない
- 急がば回れのコミュニケーション
- 伝えるときはアイメッセージ
執筆者キョロはこんな人です。
- 5歳の女の子の母(2022年時点)
- むすめとはなかよし
- イライラせずに子どもとコミュニケーションをとるのが得意
この記事を読んで、子育ての悩みが解決されたらうれしいです。
人は自分にメリットがなければ動かない
人は基本的に、自分にメリットがなければ動きたいと思わないもの。
やりたくないことをやるって、心が消耗するし、やらなくて済むならやらないですよね。
特に子どもはその気持ちが強く出ているように感じます。
信頼関係ができていたり、家庭が安心できる場であったりすればするほど、「まだ遊びたい!いやだ!寝ない」という感じで、自分の意見を差し込んできます。
逆に、親子の関係がうまくいっておらず、子どもが親に対して恐怖心を抱いていたり、萎縮していたりすると、「早く寝ないとママに嫌われる」と行動せざるを得なくなる場合も。
(わたしの幼少期がそうでした)
もちろん、これに当てはまらないことも多いでしょうが、子どもは特に、親の思った通りに動いてくれることが少ないです。
なので、まず「思い通りに動いてほしい」という期待は手放したほうが、楽です。
それを前提にして、子どもにすんなり動いてもらうコツをお話すると、「行動することで得られるメリット」を子どもに伝えることが大切です。
昨日の我が家の場合。
夫は、「もう寝るよ!電気消してきて!早く!もう知らないからね!」と子どもに伝えました。これ、子どもにメリットないですよね。
「もう知らないからね!」と若干の脅しも入っています(汗)。
「もう知らない」という言葉に恐怖を感じて、行動する子どもも、もしかしたらいるかもしれません。
ただ、それだと子どもが自主的に動いたことになりません。場合によっては「パパに見捨てられるのが怖い」という恐怖感や不安感を感じさせてしまうこともあると思います。
子どもを思い通りに動かすために、親の権力を使うと、いずれ親に不信感を持つことにもつながるので、この方法はあまりオススメしません。
子どもの性格にもよりますが、できるだけワクワクする未来を想像させてあげると、親子の信頼関係を壊さずにすんなりと行動してくれることがあります。
我が家の場合は、電気を消して、布団に入れば、大好きなサンタクロースの歌がうたえるわけです。
むすめはすぐに、ご機嫌で、動いてくれました。
急がば回れのコミュニケーション
誰かに動いてほしいと思ったら、「急がば回れ」のコミュニケーションをオススメします。
「〇〇して!できるだけ早く!いい加減にして」
こんなふうに指示するのはカンタンです。でも、この方法は反発心を生み、信頼関係を壊しかねないですし、その上、動かないということさえ起きます。
自分だって、身の回りの人に、「〇〇しなさい!早くお願いね。じゃないと、あなたの評価は下げるからね」なんて言われたら、しぶしぶ動くかもしれないけれど、「あの人、ムカつく。なんで自分がこんなことしなきゃいけないんだよ」という感じになると思います。
ですから、「急がば回れ」なのです。
すんなり動いてほしいからこそ、頭を使い、手間と時間をかけるのです。
- 子どもにとってメリットを考える
- 子どもに寄り添った伝え方をする
- 行動してくれるまでじっくり待つ
この過程を大切にすると、思ったよりもスムーズに動いてくれるもの。
はじめのうちは、メリットを考えるのも、伝え方を考えるのも、待つのも面倒ですが、慣れれば上手にできるようになりますよ。
伝えるときはアイメッセージ
言いたいことがあるときは、「わたしは◯◯だな」と自分を主語にするアイメッセージがオススメです。
「こうしてくれたら、ママうれしいな」と主語を自分にして伝えるのです。
行動にメリットがあり、その上、ママやパパが喜んでくれるとなれば、ますます子どもは行動をしたくなります。
ただ、わたしは「すごい」などと褒めるのはしないようにしています。
子どもに「褒められるために」がんばってほしくないからです。あくまで、「自分がそうしたいから、そうする」という自主性を大切にしたいのです。
行動を褒めるのではなく、「認める」という感覚ですね。
それともし、子どもにメリットを伝えても「◯◯したくない」と主張するなら、できるだけその意見を受け入れることにしています。
寝る時間などは、できるだけ一定にして十分な時間を確保したいので、あの手この手を使っていますが、それ以外の、融通がきく部分はむすめの主張も大事にします。
子どもの行動によって「いい子・悪い子」という判断もしないようにしています。
むすめに、「お片づけ、ちゃんとしたよ。わたしっていい子?」と聞かれることがありますが、そのときは、
「どんなちびキョロ(むすめ)でも、大好きだよ」
「泣いてても怒ってても好き」
「お片づけしないちびキョロだって、大好きだよ。ただ、お片づけしてくれたほうが、キレイなお部屋になってうれしいから、お願いしてるんだ」
と伝えています。
「どんなことしてても、ママは大好きだよ」というのは、いつもむすめに伝えています。
まとめ
今のところ、むすめとのコミュニケーションはうまくいっています。
こうやって育てた結果、どんな子に育つのか、信頼関係を保ち続けられるのか、それはまだわかりません。
見ている感じだと、今の段階では親子の信頼関係はできていると思います。
今後も、むすめとわたしの成長を見守っていただけたらうれしいです。
ブログを通じて、むすめとわたしの試行錯誤をお伝えしていく予定です。
末永いお付き合い、よろしくお願い致します。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
子どもへの伝え方を変えて人生を変えよう!