絵本の上手な活用法を教えてほしい。
こんな人にアドバイスがあります。
こんにちは、絵本講師のキョロ(→プロフィールはこちら)です。
5歳のむすめに、のべ24000冊以上の絵本を読んできました(2022年時点)。
絵本の世界って本当にいいですよね。
さて、ここで質問です。
絵本ってどこから物語が始まっていると思いますか?
中を開いて、タイトルの次のページから?
違うんです。
実は、絵本は表紙からお話が始まっているのです。しかも、それは裏表紙まで続くのです。
ぜひ、絵本を読み聞かせるときは、表紙から裏表紙まで、しっかりとお子さんに見せてあげてくださいね。
この記事の概要はこちら。
- 絵本はすべてのページが物語につながっている
- 実はカバーにも絵本を楽しむ工夫がある
- 作者の名前や出版社の名前も読み聞かせていい
絵本を最大限、活用してお子さんと素敵な時間を過ごしてくださいね。
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絵本はすべてのページが物語につながっている
絵本は、ほぼすべての部分が物語につながっていることをご存じでしょうか。
表紙のタイトルを読んだあと、絵本を開くとまたタイトルのページが表れると思いますが、この部分も物語の一部を表しています。
表紙を見せてタイトルを読むと、二度目のタイトルを読むのを省きたくなるものですが、二度目のタイトルもしっかり読みつつ、そこに描かれている絵を、子どもに見せてあげるのがオススメです。
物語の読む部分が終わったあと、さらにページをめくると絵だけのページがある場合があると思います。
その部分にも、物語の一部が描かれています。
文字がなくても、その部分もしっかりと見せてあげるといいですよ。
そして、忘れないでほしいのが、裏表紙です。
裏表紙にも、物語が表現されていますので、読み終わったら、裏表紙も見せてあげてください。
大人は読む側なので、文字ばかり追ってしまいますが、読み聞かせてもらう子どもは、主に「絵」を読みます。
ぜひ時間があるときに、絵本の絵だけをしっかり見てみてください。
それだけでたくさんのことに気づけると思います。
実はカバーにも絵本を楽しむ工夫がある
実は、絵本のカバーにも絵本を楽しむ工夫がなされています。
かがくいひろしさんの『おもちのきもち』には、カバーにこんなことが書かれています。
「おもちだって、いろいろなやみがあるんです」
こういった文章がちょこっと書かれていることがあるのが、カバーの部分。
この部分も読み聞かせるようにすると、
「え?おもちのなやみ?なにそれ?」
と、子どもの興味や関心をさらに大きくすることができますので、読むのをオススメします。
ぜひ表紙のタイトルを読んだら、絵本を開き、カバーのところも確認してみてくださいね。
作者の名前や出版社の名前も読み聞かせていい
ちなみに、作者の名前や出版社の名前も読み聞かせておくといいですよ。
ほかの絵本を読んだときに、子どもが「この人、知ってる!」と、より絵本に関心を持ってくれます。
うちのむすめは最近、ヨシタケシンスケさんにハマっていて、書店でヨシタケさんの絵本を見るとすぐに知らせてきます。
(むすめとハマっているのがこの絵本)
夫と、ヨシタケさんの話をしていても、話に混ざってきます(笑)。
わたし自身も、小学生のときに怪談シリーズの本で、松谷みよ子さんの存在を知り、大人になって松谷さんが絵本づくりで有名なことを知って驚きました。
小学生の頃は、作家さんの名前で本をそろえていました。
子どもでも、「この作家さんの、こういう感じが好き!」っていう趣味も徐々に出てきますから、絵本の情報は存分に、伝えておくのをオススメします。
絵本って1000円とか2000円とかするので、それなりの出費ですよね。
でも、うまく使えば、子どもの能力を大きく伸ばすきっかけになりますので、ぜひご家庭に絵本をそろえてみてください。
思い出もたくさんできて、オススメですよ。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
絵本のすべてを活用して、人生を変えよう!
ちなみに先日、『ヨシタケシンスケ展かもしれない』に行ってきました。ヨシタケさんの想像力に鳥肌が立ちました。ぜひ行ってみてください。