なんでうちの夫って、あんなに窮屈な考え方をするんだろう?しかもその考え方をいっさい曲げようとしないし。付き合いきれないわ〜。
こんなお悩みが少しやわらげば、うれしいです。
こんにちは、キョロ(→プロフィールはこちら)です。
夫が完璧主義で「こうあるべき」が強いタイプ。
先日も、思い通りに動かない子どもにイライラ。片づいていない部屋を見てモヤモヤ。
でも、「自分のこの性格を変えるのは難しい」と話すのです。
「自分を苦しめる考え方なんて手放しちゃいなよ」と言いたいところですが、そうもいかないようです。
苦しい考え方にもメリットがある
今となっては、わたしも人に向かって「そんなにがんばらなくてもいいじゃん」と言えるのですが、過去のわたしはものすっごいストイックで完璧主義でした。
ちょっとしたミスも許せず、自分にも他人にも厳しかったのです。
ですから、夫に対して「自分を苦しめる考え方なんて手放しちゃいなよ」と思いつつも、簡単にそうできない理由もよくわかります。
どんなに窮屈でつらい考え方でも、本人にとってのメリットが大きければ、簡単には手放すことはできません。
夫は、完璧主義で理想のためなら努力を惜しみません。
- 努力を惜しまない性格
- 諦めずに成果を出しにいく姿勢
- ほかの人にできないような緻密な計画性
こういった素質で、道を切り開いてきました。
完璧主義のおかげで、身の回りの人に評価されることが多かったのです。
それに、自分自身も「ちゃんとしていること」で気持ちが落ち着くようです。
ですから、何か思い通りにならないことがあって、「理想が高くイライラしがちな自分をやめたい」と思っても、なかなか変わることができないのです。
それに、本人も、本当はそこまで変わりたいと思っていないと思います。
デメリットが大きくなければ人は基本的に変わらないもの
完璧を追求する夫の素質は、職場でも重宝されているようです。
今の職種にピッタリ合った性格だとも思います。
ということは、この素質がなくなってしまうと、デメリットも生じてくるわけです。
今の性格でいることのメリットとデメリット、どちらが大きいか比べるとメリットのほうが大きい。
だから、夫は今も、完璧主義でいて理想を追求する一方で、思い通りにならないわたしやむすめにイライラするのです。
人は、その性格でいることのデメリットが大きくなって、「もう耐えられない!変わるしかない」という状態になってはじめて、変わるためスタート地点に立ちます。
「もう耐えられない!変わるしかない」と思えてやっとスタート地点です。
そこから試行錯誤が始まります。
「性格を変えたいけど、変えられない」
「もう諦めようかな。でも変わりたい」
こんな葛藤を感じるのも、本気で変わろうと思ってから、です。
わたし自身が、10年以上かけて考え方や価値観を変えてきた経験から、そう断言できます。
つらくても、「本気で変わろう」と思うのはごく一握りの人間だけです。
できることは違う生き方を見せつつ成長を待つのみ
本気で変わりたいと思っていない人に、こちらから「変化すること」を要求しても、反発されることが多いです。
夫に「その完璧主義をやめたら?」と提案したところで、そんな簡単に完璧主義を手放せるなら、もうとっくの昔に手放しているはずなのです。
大ゲンカをしたり、本気で言いたいことを伝えたりして変わってくれることも、もしかしたらあるかもしれません。
でも、それは本人が、考え方を変えることの重要性に気づいたときのみです。
ですから、普段できることは、「違う価値観や考え方、生き方もある」ということを、妻の生き方を通して伝えていくことだと思います。
そして成長をじっくり待つことです。
夫がいろいろな世界に足を踏み入れて、さまざまな世界観を知る機会を増やせるようにするのもいいかもしれません。
その手段は、本かもしれませんし、旅行かもしれません。YouTubeかもしれないですね。
夫が新しい世界に踏み込んでいくのを応援できれば、少しは夫の視野も広がるのではないでしょうか。
人ってそんなに簡単に変われません。わたし自身、自分の性格を変えるのにとても苦労しました。
それと、今の私はズボラで適当で、ゆるい感じに変化しましたが、新しい性格になってもデメリットは生じるものです(笑)。
現に、ズボラなわたしの行動に夫がイライラすることもありますし、適当さがよくない事態を引き起こすこともありますからね(笑)。
「こういう性格だったら合格。それ以外は不合格」
こんな基準はありませんから、家族それぞれ短所がありながらも、おおむね家族関係が良好であれば、それでいいと思います。
そのためには、お互いできる範囲で歩み寄り、話し合いを重ねていくことに尽きると思います。
「自分の考えは正しい。夫はまちがっている」
こういった考え方は、手放してしまったほうが楽チンですよ。
それと、無意識に夫婦それぞれ影響し合っています。自分が変われば、少しずつ夫も変わっていくことも多いです。
「人生を楽しもう」という姿勢を自分から見せていくのがオススメです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
夫への期待を手放して、人生を変えよう!