子どもを甘やかすのはよくないけれど、親も甘やかすのもよくないなぁと実感しているよ。
こんにちは、キョロ(→プロフィールはこちら)です。
わたしの両親は、精神的に幼いところがあります。
思い込みが激しかったり、人を傷つける言葉を発したりと、子どもの自分から見ても、「そんな考え方ないんじゃないの?」と言いたくなるようなことが、たくさんあったのです。
両親には、わがままな一面もあり、小さい頃から、その自由さにふり回されることも、多くありました。
子育てでは、「甘え」と「甘やかし」の違いを見極め、必要なときに必要なだけ甘えさせることの重要性が説かれることが多いですね。
この「甘え」と「甘やかし」の見極めは本当に大事ですね。
誰でも、心が弱っているときは誰かに甘えたくなるものです。
ですから、「今この人は助けを必要としているな」と思ったら、十分に甘えさせてあげることが重要。
でも、誤って「甘やかし」すぎてしまうと、相手の困った行動を助長してしまい、相手の人生にも自分にも悪影響が及んでしまうことがあります。
わたしと両親の関係をふり返ってみました。
「甘やかしすぎたな」の一点です。
子育てにおいても、甘やかしすぎるのはよくありませんが、自分の親を甘やかしすぎるのもよくないと実感しています。
記事の概要はこちらです。
- 甘やかしは人の成長を阻む
- 親が今そうなったのは自分のせいではない
- 親に愛されなくても自分には価値がある
たとえ自分の親であっても、自分と親のあいだにしっかり境界線を引いておくことが大事です。
親と自分の人生は別物。
まずは、自分の人生を楽しんでいきましょう。
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甘やかしは人の成長を阻む
必要以上に人を甘やかすと、その人の成長を阻んでしまいます。
子どもに「ママが宿題をやって」と言われて、親がやってしまったら、子どもは学習を進めることができません。
宿題をやらずに学校に行って、先生に怒られる経験や事情を話す経験なども、親が奪ってしまうことになります。
人が上手に甘えてくると、「しょうがないなぁ」とやってあげたくなる気持ちもわかります。
恋人同士でもよくありますよね。
彼女「ねぇ、これやって〜🤍わたし、うまくできなーい」
彼氏「もう、しょうがないなぁ」
みたいな(笑)。
わたしにも、こんなときがあったような、なかったような……。
でも、もし本当なら自分ができることなのに、それらを全部、相手に任せていたら、伸びるべき能力が伸びなくなってしまいます。
もちろん、得意・不得意を補い合い、効率よく結果を出していくことは大切。
でも、なんでもかんでもやってあげてしまうと、相手の成長を阻むことになってしまいます。
「これは相手の問題で、相手が自分で解決すべきことだ」と思ったら、必要な手助けをしつつ、見守るという姿勢が必要になってきます。
それは、親が相手でもそうです。
親のことを思って、親がやることを、子どもがすべてやってしまったら、親の能力はどんどん衰えていきます。
わたしの祖母は、長男夫婦と同居していますが、そのお嫁さんが鬼嫁です。
暴言を吐くので怖いし、何も手伝ってくれないしで、祖母はかなり苦労しています。
ですが、お嫁さんが何もやってくれないので、身の回りのことを自分ですべてやらねばならず、そのおかげで、体は今でも元気です。
親が今そうなったのは自分のせいではない
精神的に成熟した親だったら、子ども(わたしや読者さん)の健全な成長のために、必要な行動を見極め、「親としてどうあるべきか」もしっかり考えてくれると思います。
でも、しっかりと考えられる親ばかりではないんですね。
わたしの両親は、何か問題が起きると人のせいにするクセもありますし、酒癖も悪く、酔っ払ったら、なんでも言いたい放題です。
親のそういう態度に反抗すれば、
「教育費を払ってやったのは、誰だと思ってるんだ」
と威圧的な態度をとってきます。
子どもを産んだら、子どもが自立するまで、衣食住のお世話は基本的に親がしますよね。
というか、そうしてもらえなかったら、子どもは生きていけないのです。
弱い立場であることを利用し、「誰かが育ててやったと思っているんだ」みたいなことを言ってしまうのは、子どもにとって脅威です。
こういった態度をとられると、
- 「自分のせいで親が苦しんでいる」
- 「自分は親に迷惑をかけている」
と思い込んでしまいそうになります。
ですが、実際は、親自身がそういう生き方を選んでいるだけ。
もちろん、わたしも親にはたくさんの迷惑をかけています。
でも、親が今の状態になったのは、すべてわたしのせいなわけではありません。
親自身の選択の連続が、今の親の人生を作っています。
ですから、親にどんなに圧力をかけられたとしても、
「わたしのせいで、親が不幸になってしまった」
と考える必要はありません。
こういったネガティブな考えを手放さないと、親が傲慢な態度をとってきたときに、「わたしさえがんばればいい」と親を甘やかすことにつながってしまうのです。
親に愛されなくても自分には価値がある
親が助けを求めているときに、助けたいと思うのは当たり前のこと。
何か力になれることがあれば、積極的に力になれるといいですね。
でも、自分ががんばれる範囲を超えて、親が何かを求めてきたら、断っていいのです。
「そんなことをしたら、親に申し訳ない」
こう思うかもしれません。
小さい頃から「いい子」だった場合は、
「そんなことをしたら、親に嫌われる」
「親に失望されてしまう」
と不安や恐怖が襲ってくるかもしれません。
実際に、わたしもこういった恐怖があったので、親を甘やかしすぎてしまいました。
結果、親は自分で学ぶことができず、わたしを頼りにして何十年も過ごすことになってしまいました。
できないことをできないと言う。
これは、自分のためだけでなく、親のためにもなります。
親の要望を聞いてすべてに応えてしまっていれば、親はずっと子離れができません。
親の子離れを手助けするためにも、
「わたしとあなたの人生は別物なんですよ」
というのを、ちゃんと表現していく必要があります。
それが健全な状態であわられると「反抗期」ということになるのだと思います。
この反抗期がないまま、不満を抱えて大人になると、反抗期が終わるはずの時期になっても親子関係がギクシャクしていたり、場合によっては、家庭内暴力につながったりするのかもしれません。
ですから、たまには「いい子」をやめて、反抗してみるのもいいかもしれません。
いつもニコニコ親の言うことを聞いているのなら、
「それ、わたしにはできないよ」
「自分でやってもらえると助かる」
と言って、知らんぷりしてみてもいいと思います。
それで、「せっかく育ててあげたのに、そんな態度とられるなんて悲しいわ〜」といった感じで、恩着せがましく接してくるのなら、距離をとるのも大事です。
親に失望されてもいいんですよ。
親に嫌われるのは怖いかもしれませんが、親に嫌われてもほかに自分のことを大切にしてくれる人が、必ずいます。
今まで「いい子」でいた人は、期待を裏切ってみましょう。
小さく小さく挑戦していくと、いずれ、自分らしい人生を送れるようになりますよ。
最後までお読みくださり、ありがとうござました。
小さく期待を裏切って、人生を変えよう!