人とコミュニケーションをとるときの注意点ってある?
こんな疑問にアドバイスがあります。
こんにちは、キョロ(→プロフィールはこちら)です。
先日、知人と会話をしていてモヤっとしたことがあります。
知人が、わたしの話を自分の話にすり替え、延々と話し続けたからです。
「この人、自分の話したいだけだ」とガックリきました。正直、「もう話すのやめようかな」と思っています。
この記事の内容はこちら。
- 心が通い合わないコミュニケーション
- 自分のフィルターで判断する危険性
- 円滑なコミュニケーションには柔軟な思考が必須
生きていれば、人とのコミュニケーションは避けられません。コミュニケーション上手になって、毎日を楽しみましょう!
心が通い合わないコミュニケーション
先日、わたしが知人と会話をしていたときのこと。
わたし自身のことについて話していたのに、「それわかる!わたしもそうなの!昔、わたし◯◯だったんだけどで、△△になっちゃってね」と、相手の話にすり替わってしまったことがありました。
「え、今わたしが話してたんだけど…。わたしの話、終わってないよ〜」と心はモヤモヤ。
「共感してるように見せかけて、自分が話したいだけじゃないか!」と、怒りも込み上げてきました。
これ、実はわたしも過去にやっていました。でも、夫に「俺がいま話してたんやけど!人の話聞いてへんなぁ」と何度も言われたので、がんばって直しました。
その場にいるメンバーが、一方的に言いたいことを言い、その言葉に触発され、また別のメンバーが一方的に言いたことを言う。
こういったコミュニケーションもあるのでしょうが、この方法は心が通い合っているとは言いがたいです。
お互いを理解し合うためには、「相手の言葉に耳を傾け、先入観なしに相手の気持ちを汲む」というのが大事だと、わたしは考えています。
でも、おそらくわたしの知人は、わたしが話をしているあいだ、
「あ!わたしもおんなじような経験したなぁ。わたしのときは、◯◯したなぁ。なつかしい。あのときは大変だったけど、楽しかったなぁ」
なんて気持ちでいっぱいで、「話を聴いている」という状態ではなかったのだと思います。
わたしが話しているあいだ、知人は「なに話そうかな?」という考えで、頭がいっぱいだったというわけです。
怖いのは、それを無意識にやってしまっているということ。
さいわいわたしは、夫に注意してもらい、改善できました。
でも指摘してくれる人がおらず、いい年になっても「人の話をまともに聞けない」という状態の人も、多く見かけます。
それでもコミュニケーション(らしきもの)が成り立つのは、そこにいるメンバーそれぞれが、「一方的に意見を言って満足するタイプ」だからなのかもしれません。
その状態を卒業した今、わたしは言いたいことを言いたい放題、言うコミュニケーションに魅力を感じることができません。
自分のフィルターで判断する危険性
相手が話しているときに、「自分が言いたいこと」を考えてしまう。
これは自然なことだと思います。
読書でも、文章を追いながら、自分の過去の経験と結びつけたり、本の内容をどう生活に活かすか、考えたりしますよね。
ですから、過剰に反応する必要はないと思います。人に触発されてやる気を出すことも大事ですし、自分の人生をふり返るのも大事です。
場合によっては、話を聴きながら「自分が言いたいこと」を考えることも必要だと思います。
ただ、相手がしっかり話を聴いてもらうのを求めているときには、「相手の言いたいこと」に耳を傾けるのが大切。
特に注意すべきだと思うのは、「相手が話しているあいだに、自分の言いたいことを考えてしまい、しかもそれが、ひとりよがり」になってしまうこと。
自分の状況に置き換え、「わたしのときは◯◯だったから、△△だろう」と勝手に自分のフィルターを通して見てしまうと、客観的な判断はできませんし、相手の心に寄り添うこともできません。
相手の一方的な主張に、「いや、それはあなたが“いい”って思っているだけで、わたしはそう思えないんだよ…」とうんざりしてしまいます。
一方的に持論を押し付けてしまうのは、それがその人にとっての「うまくいったやり方」である場合が多いです。
成功体験って、ちょっと厄介かもしれませんね。
もちろん、自分がアドバイスを求めているときはありがたく思います。相手の成功体験を教えてもらえるわけですから。
コミュニケーションって臨機応変です。
相手が、自分とのコミュニケーションに何を求めているかの見極めは、人とのコミュニケーションの中で学んでいくしかないと思います。
円滑なコミュニケーションには柔軟な思考が必須
円滑なコミュニケーションには、柔軟な思考が不可欠です。
どんな意見でも、まずは肯定するしなやかさ。
どんなコミュニケーションが求められているかという判断力。
自分のフィルターで判断しないスキル。
相手に合わせて伝え方を変える応用力。
コミュニケーション能力が発展途上なわたしは、まだまだこれらのスキルを磨いていかないといけません。
夫とむすめがいるので、いつでもこれらのスキルを磨けるのはありがたいです。
夫に「話の聴き方」について注意されていた当時は、「なんでそんなこと言われなくちゃいけないんだよ」と内心、イラッとしていましたが、今では感謝しています。
主婦業を通して、精神的に成長させてもらっています。
専業主婦でも、学べることってたくさんあるのですね。
というわけで、「毎日、おんなじことの繰り返しで、何のスキルも磨けないわ〜」と嘆いているママさんは、コミュニケーションスキルを高めてみてはいかがでしょうか。
人と円滑にやれるだけで人生の充実度は大きく上がりますよ。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
話をじっくり聴いて人生を変えよう!