人間関係

【あの人と話すと疲れるのはなぜ?】対人関係から学ぶコミュニケーションの注意点 

Sさん

人とコミュニケーションをとるときの注意点ってある?



こんな疑問にアドバイスがあります。

こんにちは、キョロ(→プロフィールはこちら)です。

先日、知人と会話をしていてモヤっとしたことがあります。

知人が、わたしの話を自分の話にすり替え、延々と話し続けたからです。

「この人、自分の話したいだけだ」とガックリきました。正直、「もう話すのやめようかな」と思っています。

この記事の内容はこちら。

記事の概要
  1. 心が通い合わないコミュニケーション
  2. 自分のフィルターで判断する危険性
  3. 円滑なコミュニケーションには柔軟な思考が必須


生きていれば、人とのコミュニケーションは避けられません。コミュニケーション上手になって、毎日を楽しみましょう!

心が通い合わないコミュニケーション


先日、わたしが知人と会話をしていたときのこと。

わたし自身のことについて話していたのに、「それわかる!わたしもそうなの!昔、わたし◯◯だったんだけどで、△△になっちゃってね」と、相手の話にすり替わってしまったことがありました。

「え、今わたしが話してたんだけど…。わたしの話、終わってないよ〜」と心はモヤモヤ。

「共感してるように見せかけて、自分が話したいだけじゃないか!」と、怒りも込み上げてきました。

これ、実はわたしも過去にやっていました。でも、夫に「俺がいま話してたんやけど!人の話聞いてへんなぁ」と何度も言われたので、がんばって直しました。

その場にいるメンバーが、一方的に言いたいことを言い、その言葉に触発され、また別のメンバーが一方的に言いたことを言う。

こういったコミュニケーションもあるのでしょうが、この方法は心が通い合っているとは言いがたいです。

お互いを理解し合うためには、「相手の言葉に耳を傾け、先入観なしに相手の気持ちを汲む」というのが大事だと、わたしは考えています。

でも、おそらくわたしの知人は、わたしが話をしているあいだ、

「あ!わたしもおんなじような経験したなぁ。わたしのときは、◯◯したなぁ。なつかしい。あのときは大変だったけど、楽しかったなぁ」

なんて気持ちでいっぱいで、「話を聴いている」という状態ではなかったのだと思います。

わたしが話しているあいだ、知人は「なに話そうかな?」という考えで、頭がいっぱいだったというわけです。

怖いのは、それを無意識にやってしまっているということ。

さいわいわたしは、夫に注意してもらい、改善できました。

でも指摘してくれる人がおらず、いい年になっても「人の話をまともに聞けない」という状態の人も、多く見かけます。

それでもコミュニケーション(らしきもの)が成り立つのは、そこにいるメンバーそれぞれが、「一方的に意見を言って満足するタイプ」だからなのかもしれません。

その状態を卒業した今、わたしは言いたいことを言いたい放題、言うコミュニケーションに魅力を感じることができません。

自分のフィルターで判断する危険性


相手が話しているときに、「自分が言いたいこと」を考えてしまう。

これは自然なことだと思います。

読書でも、文章を追いながら、自分の過去の経験と結びつけたり、本の内容をどう生活に活かすか、考えたりしますよね。

ですから、過剰に反応する必要はないと思います。人に触発されてやる気を出すことも大事ですし、自分の人生をふり返るのも大事です。

場合によっては、話を聴きながら「自分が言いたいこと」を考えることも必要だと思います。

ただ、相手がしっかり話を聴いてもらうのを求めているときには、「相手の言いたいこと」に耳を傾けるのが大切。

特に注意すべきだと思うのは、「相手が話しているあいだに、自分の言いたいことを考えてしまい、しかもそれが、ひとりよがり」になってしまうこと。

自分の状況に置き換え、「わたしのときは◯◯だったから、△△だろう」と勝手に自分のフィルターを通して見てしまうと、客観的な判断はできませんし、相手の心に寄り添うこともできません。

相手の一方的な主張に、「いや、それはあなたが“いい”って思っているだけで、わたしはそう思えないんだよ…」とうんざりしてしまいます。

一方的に持論を押し付けてしまうのは、それがその人にとっての「うまくいったやり方」である場合が多いです。

成功体験って、ちょっと厄介かもしれませんね。

もちろん、自分がアドバイスを求めているときはありがたく思います。相手の成功体験を教えてもらえるわけですから。

コミュニケーションって臨機応変です。

相手が、自分とのコミュニケーションに何を求めているかの見極めは、人とのコミュニケーションの中で学んでいくしかないと思います。

円滑なコミュニケーションには柔軟な思考が必須


円滑なコミュニケーションには、柔軟な思考が不可欠です。

どんな意見でも、まずは肯定するしなやかさ。

どんなコミュニケーションが求められているかという判断力。

自分のフィルターで判断しないスキル。

相手に合わせて伝え方を変える応用力。

コミュニケーション能力が発展途上なわたしは、まだまだこれらのスキルを磨いていかないといけません。

夫とむすめがいるので、いつでもこれらのスキルを磨けるのはありがたいです。

夫に「話の聴き方」について注意されていた当時は、「なんでそんなこと言われなくちゃいけないんだよ」と内心、イラッとしていましたが、今では感謝しています。

主婦業を通して、精神的に成長させてもらっています。

専業主婦でも、学べることってたくさんあるのですね。

というわけで、「毎日、おんなじことの繰り返しで、何のスキルも磨けないわ〜」と嘆いているママさんは、コミュニケーションスキルを高めてみてはいかがでしょうか。

人と円滑にやれるだけで人生の充実度は大きく上がりますよ。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

キョロ

話をじっくり聴いて人生を変えよう!

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